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FAQ
こどもが幼稚園なのですが、ワークショップをできるでしょうか。



ワークショップでとりあげているアクティビティは、シュタイナー学校では小学校の内容です。ですから、就学前のお子さんがアクティビティをそのままするのは、ちょっと難しいでしょう。年齢的にも適齢とは言えません。

でも、そのままするのは難しいけれど、少し内容を変えて小さなお子さんと一緒にすることもできます。例えば、ぬらし絵のワークショップで光を描いたようには描けないけれど、黄色と青を紙の上に置いて、その色で遊ぶだけでも十分に素敵な体験になります。

ワークショップをするときに、最初に大人の方にメンバーサイト上のテキストやビデオで体験していただくことをお勧めしています。大人の方が体験してから、次は、インターネットなしで、お子さんと一緒に体験するのです。

それは、小さなお子さんにインターネットやビデオなどのメディアに触れて欲しくないからです。

でも、それだけでなく、大人の人にこそ、ぜひ、やってもらいたいと思うのです。

大人が一度その体験をしていると、こどもと一緒にやったときに、こどもに的確なアドバイスをすることができます。また、こどもが描く絵や作った作品について、深く理解することができます。実際に自分で芸術体験をしていると、こどもの作品を見たときの視点が違うのです。

こどもを育てることは、親自身が育つことです。芸術体験をして欲しいのは、こどもの教育のためでもあるけれど、大人の教育のためでもあるのです。ゲーテの自然科学や色彩論的な視点で芸術活動をしたり人智学を学んでいたりすると、大人の価値観や世界の見方が変わってきます。人生観が変わりますし、こどもの成長やこどもの将来へ向けての考えが変わってきます。その大人の在り方、考え方、生き方は、そのまま、こどもの育つ環境です。特に、7歳前のこどもにとって、こどもをとりまく環境はそのまま模倣の対象。そして、一番身近な存在である親の在り方は、こどもの鋭敏な観察と敏感な感性によって、そのまま吸収されるのです。大人がより前向きに、世界を見つめる姿勢ができてきたら、こどもはそれをまっすぐに吸収し、前向きに世界を見つめ、それを受けとります。

ワークショップにあるようなアクティビティは、大人にとっては魂の栄養になります。癒しにもなります。芸術活動をすることで、人間の在り方、暮らしが、豊かになります。その豊かさは、心の豊かさ。それが、こどもにダイレクトに伝わります。

こどもの教育を考えるならば、大人の教育も大切にして欲しいと、切に願うのです。



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