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ワークショップ「粘土造形1ー球への変型」(サンプル)
ワークショップの一例として、粘土造形1「球への変型」の一部をご覧下さい。
- このワークショップのコンテンツ
粘土造形WS「球への変型」トップ
粘土の準備
ワークショップの受け方
「球への変型」
「球ができたら・・・」
「最後に・・・」
「子どもと一緒にやってみよう。」
- ワークショップでは・・・
粘土の準備、用意するものから、ワークショップの受け方、アクティビティの仕方などを詳しく説明してあります。
実際のワークでは、ビデオクリップ(このページ下で、ビデオの一部分をご覧頂けます。)を見ながらするので、動きも分かりやすく、実際にワークショップを受けているような感じで作業を進めることができます。
実際にやってみた後は、子どもとエクササイズをします。子どもに指導する方法も具体的に説明しています。子どもの想像力を使って効果的にエクササイズができるようなお話や詩なども掲載しているので、その題材をそのまま使うこともできます。
ここから、ワークショップの中身の抜粋です。
粘土造形ワークショップ「球への変型」
子どもたちよ。
君たちは、ものごとを学ぶために学校に来ました。
君たちは、2つの手を持っているね。
この2つの手は、働くためにあるんだよ。
この2つの手で、私たちはさまざまなことができるんだ。
さあこれから私は、私の手で、あることをするよ。
そして、君たちは、
君たちの2つの手を使って、私と同じようにやってみるんだ。
ルドルフ・シュタイナー
「球への変型」
シュタイナー学校1〜3年生で、粘土造形のエクササイズとして「純粋な形」を造ります。ここで言う「純粋な形」とは、動物や植物、人間などの実際にある「物」の形ではなく、球や、丸みを帯びた形、へこんだ形、角のある形などで、実際に身の回りにある「物体」そのものの形ではないけれど、どんな物体の中にも含まれている「形」です。
球を粘土で造るときに、机の上や手の上でころころと転がさず、手のひらの丸みと力を使って丁寧に粘土に力を加えていきます。
完璧な球を造り上げることは、簡単そうでいて難しく、完璧に近づける過程には終わりがありません。誰にでもできる単純な作業の積み重ねですが、誰にとっても難しい作業なのです。
あまり説明しすぎると、実際にやってみたときに、手と心で感じる体験を妨げてしまう危険性がありますから、説明はこの辺りでやめて、実際のエクササイズに進むとしましょう。
材料を目の前に用意して下さい。
机が汚れないように粘土板やビニールなどで机をカバーしておきましょう。
このエクササイズでは、粘土を机の上に置かず、手の中だけで造形していきます。机の平らな面を利用して平面を作ったり、机からの力で形を創ったりはしません。両手で粘土を持ち、その両手を胸の前あたりにおいて作業をします。
一番いいのは、立った姿勢で造形をすることです。立っていると、胸の前あたりで造形をすることが自然にできます。胸の前で作業をすると、その体験を一番よく感じ取れるのです。
粘土は、大体両手に収まるくらいの大きさのものを使います。
粘土をを両手に持ち、腕が自由に動かせるように、リラックスしましょう。
腕の下に、自然な空間ができるのが良い姿勢です。
それでは、ビデオ・クリップに沿ってはじめます。
Clay modeling 1 teaser from Kilian Voss on Vimeo.